MOCA(Museum of Contemporary Art)は、バンコク北部のチャトゥチャック区にある私立美術館で、タイの近代・現代美術を専門としています。実業家でコレクターのブンチャイ・ベンチャロンクン氏が創設し、2012年に開館しました。5つのフロアに、タワン・ドゥチャニー、チャルムチャイ・コーシピパット、ヘム・ウェーチャコーン、プラティープ・コーチャブックといった、タイ絵画の巨匠たちの作品が集められています。展示室は広く、冷房が効いていて、混雑することもあまりありません。暑い日や雨の日の午後に向いたお出かけ先です。開館は火曜から日曜の10時から18時。見学は1〜2時間ほどです。
見どころ

5階建ての美術館
窓のない外壁に「MOCA」のロゴを掲げた灰色の花崗岩の建物は、創設者の個人コレクションを収めるために建てられました。各フロアにテーマがあり、東南アジアの歴史と伝説、想像の世界、タイの巨匠たち、そして国際美術と続きます。最上階から始めても1階から始めても構いませんが、順路の流れがわかるようフロアの順に回ってください。

1階とシンラパ・ビラスリ
入口には、シンラパ・ビラスリ教授をたたえる像があります。本名コッラード・フェローチ。1920年代にシャムへ渡ったイタリア人彫刻家で、タイ近代美術の父とされています。ホールには、ノンティワット・チャンタナパリンの彫刻「Happiness」もあります。美術館のショップとカフェもこの階にあります。
スワンナプーム(2階)
常設展「スワンナプーム」(「黄金の地」)は、タイと東南アジアの遺産を紹介しています。タイの舞踊劇コーンの仮面、地域の各国の影絵人形、ラーマーヤナやマハーバーラタの叙事詩に着想を得た作品が見られます。
想像の世界(3階)
このフロアは夢と幻想がテーマです。「ブルーム・ルーム」では、自然に着想を得た、前向きなエネルギーを伝えるための作品が集められています。ソムポン・アドゥンヤサラパンの大規模なコレクションと、シュルレアリスムの画家プラティープ・コーチャブックの絵画があります。
タワン・ドゥチャニーと「三界」(4階)
4階は美術館の中心です。タイ美術の重要人物であるタワン・ドゥチャニーの作品と、タイで巨匠に与えられる公式の称号である「ナショナル・アーティスト」の複数の作家に捧げられた展示室があります。「三界」は見逃せません。天界、人間界、地獄を描いた壮大なシュルレアリスム的作品で、ソムポップ・ブタラート、パンヤー・ウィチンタナサーン、プラティープ・コーチャブックが共同で描きました。
国際美術(5階)
最上階では、外国の作家の作品や写真が展示されています。リチャード・グリーン・ルームは、作品の出どころであるロンドンのギャラリーの名にちなんだ展示室で、ヴィクトリア女王時代のロマン主義絵画を紹介しています。
営業時間と料金
火曜から日曜の10時から18時、月曜休館。ほとんどの祝日は開館していますが、臨時休館は公式サイトで告知されます。公式サイトのチケットのページでは、大人400バーツ、学生は学生証の提示で120バーツと案内されています(同サイトのFAQには、大人300バーツという表示がまだ残っています)。13歳未満の子ども、身分証明書を提示した60歳以上の方、障害のある方、僧侶は入場無料です。チケットで常設展と企画展を見学できますが、特別展とオーディトリアムは含まれません。支払いはカード、モバイル決済、現金に対応しており、チケットはオンラインでも販売されています。
実用情報
ワンポイントアドバイス
料金は2026年10月に確認したものです。大人料金は公式サイトのページによって異なるので、400バーツを見ておいてください。A4用紙より大きなバッグ(リュック、カメラバッグ)は、チケット売り場の近くのクロークに預ける必要があります。フラッシュなしの撮影は、禁止の表示がない場所で認められています。自撮り棒と三脚は禁止です。ビーチウェア、ごく短いショートパンツ、透ける服は避けてください。美術館は中心部から離れているので、週末ならチャトゥチャック市場と組み合わせるのがおすすめです。屋内で過ごすほかのアイデアは、ガイド記事の雨の日のバンコクをご覧ください。中心部に近い現代美術なら、サイアムのBACCは無料です。あわせてご覧ください:現代アートギャラリー、ナショナル・ギャラリー。
アクセス
499 Kamphaeng Phet 6 Road, Lat Yao, Chatuchak, Bangkok 10900。いちばん簡単なのは、SRTレッドラインのバンケン駅で降り、2番出口から約200m歩く方法です。 BTSモーチット駅やMRTチャトゥチャック公園駅からは、美術館は北へ5kmちょっとの距離なので、タクシーか配車アプリを使ってください。バスは29、69、134、187、191、504、510、555番です。敷地内に無料駐車場があります。
営業時間
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